2011年3月30日水曜日

研究概要

私の卒論のテーマは学習塾の公文教育研究会(以下、公文)です。
公文と聞くと教育について書いた卒論かな、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は違います! 私は、社会問題をビジネスで解決する、近年注目され始めたソーシャルビジネスという理論を使って公文を研究しました。

今までのソーシャルビジネスの世界では、ビジネスの主資源を外部から調達して行うものが大半でした。しかし、これにはコストがかかるといった問題点がありました。そこでこの問題点を解決すべく、公文を事例にして、内部の資源を活用した新しいソーシャルビジネスシステムの型を提示したのが、私の卒論の貢献となっています。

このブログでは、約一年に渡る卒論を書き上げるまでのプロセス、そして全国に足を運んでのフィールドワークから学んだことなどなど・・・が書かれています!


井上達彦ゼミナール7期 林田綾

2011年2月5日土曜日

「ありがとうございました。」

今日は卒論発表会でした。
この日を迎えるまで、自分が卒論を最後まで書きあげられるという自信はほとんどなく、何度もくじけそうになりました。でも今は、最後の最後まで諦めずに書きあげたことを誇りに思います。そして、最後まで貫く姿勢は今の自分への自信に繋がっています。

井上ゼミで学んだこと、両親から学んだことを全て盛り込んだ、自分の人生の総括と言っても過言ではない私の卒論が、お世話になった方々へ感謝の気持ちを届けるものになっているのであれば、幸いです。

そして、他の7期もそれぞれがそれぞれの想いを持って、無事卒論を書きあげることが出来ました。運営をやっていた私にとって、それが何よりも嬉しかったことです。
このように7期が無事卒論を書きあげることが出来たのは、最後まで厳しく指導して下さった先生や院生の方々、そして支えてくださった先輩、後輩の存在があったからです。深く感謝いたします。

井上ゼミに入って二年半、あっという間でした。
入った当初はこのゼミでやっていけるのか不安でいっぱいだった私が、井上ゼミで学べることはすべて学んだ!と言い切れる今、私は本当に幸せ者だなと思います。
きっと、この二年半で得た経験や仲間との絆は、私の人生の中で何にも変えられない財産であり宝物となることと思います。
本当にありがとうございました。



この日は私の誕生日でした発表会自体は色々あったけど、皆にお祝いしてもらって大満足でした
 

読者のみなさんへ
最後まで読んで下さり、誠にありがとうございました。
私は、井上ゼミでは珍しく一人で卒論を書き上げました。読んで頂けた方には分かるとは思いますが、卒論完成まで決して楽しいことばかりではありませんでした。辛いことの方が多かったんじゃないかと思うくらいですが、今ではそれも笑い話になる良い思い出です。
これから、研究に没頭する方や、卒論を書く方、もしくは悩んでいる真っ最中の方、色々な方がいらっしゃると思いますが、やってみて思うのは、研究は楽しいです!というか、いくらでも自分で楽しくできるものだと思います!
最後まで諦めず、とことん研究と、自分と、向き合ってみてください!
辛くなったら、すこし息抜きを。
応援しています。

井上達彦ゼミナール7期 林田綾

2011年1月28日金曜日

【完成!】林田論文とは?

やっと完成しました。もう感無量です。どう表現して良いか分かりませんが、もう本当に嬉しすぎて、嬉しすぎて(;_:)
六月から本格的に始まり、今日まで紆余曲折してきましたが、何とか書きあげることが出来ました。

リンク先にある論文をじっくりと読んでもらいたいので、ここでは端的に説明したいと思います。

林田論文「Inside-Out型の社会事業システムの提示-公文教育研究会の事例-
レンズはソーシャルビジネス。
事例として、公文の「おにぎり文庫」と「障害児研究」を取り扱いました。
私の論文の貢献としては、今までのソーシャルビジネスではなかった、本業を基軸としたInside-Out(内部の資源を外部に活かすという意味でこのようにネーミングしました)のソーシャルビジネスシステムを提示したことです。本業を持っていることで、今まで抱えていた新たに資源を探索するコストの削減や、誘因と貢献の関係を構築するコストを減少することが出来ます。おにぎり文庫と障害児研究はまさにその代表例で、本業で資源を蓄えていたからこそ、本業を補完もしくは拡張する活動としてコストをかけずに社会問題を解決することが出来たのです。

この論文によって、資源を蓄え体力のある大企業が多くの社会問題を解決する日が来ることが私の切なる願いです。

林田 綾

2011年1月16日日曜日

丸の内で執筆♥♥


丸の内で執筆を開始しました♥♥私も今年から社会人になるわけですが、憧れの丸の内OLになった気分で、アウトラインもスムーズに進むようになりました。自分は単純だな、と思いながらも卒論が前よりちょっとだけ楽しくなってきました。何事も一から一人でやることはやはり簡単なことではありませんが、リフレッシュ方法も見つけることが出来、社会人になる前に良い勉強になりました。

文章化にあたっては、ピアレビュー制度(ゼミ生同士で添削し合う制度。先生が推奨して下さいました♪)があったことで、今まで気づかなかった自分の文章の癖を見つけられ、また一人で書く孤独から少し解消されるようになりました。
ちなみに私の文章の癖は、語尾が「~である。」となってしまうことで、一段落で10回位「~である。~である。~である。」が続いてしまった時があって()
同期に何度も注意されてしまいました(^_^;)

しかし、書きながらも自分の文章にはどうしても現実味というか、フィールドワークの時に感じた空気感が文章に表れてこないことが難点でした。
そんな時に助けて下さったのが、血の通った文章を書く天才 院生・真木さん!!!

真木さんの論文を読むと、すんなりとその場の情景が浮かんできて、いつも感心させられます。現場の声の持ってき方や、単語一つひとつの表現方法や言い回しなど、丁寧に指導して頂きました。私が感じたあの空気感、読者にも伝わると良いな

完成まで目前! あともうひと踏ん張り!!
同期の皆も頑張っているし、負けてられません!

林田 綾

2011年1月11日火曜日

先輩からの電話

明けましておめでとうございます!!!
今年もよろしくお願い致します。皆さんにとって、素敵な一年になりますように☆★

私の年末年始はというと、相変わらず孤独に苛まれていました。しかし、そんな中一本の電話が入りました。

「あやちゃん、元気~? 久しぶり。」

声を聞いたら、ふと涙がこぼれました。その声の正体は、私が二年生の時にアドバイザー(井上ゼミでは、入ゼミ当初に先輩がアドバイザーとして付いて指導して下さります。)をして下さった先輩でした。すごく嬉しかったです(;_:)卒業しても、こうやって気にかけてくれる先輩がいることが、本当に嬉しかったです。
悩みを聞いてもらいました。
「社会人になったら、すごく孤独な日々がある。その時に何が大切かっていったら、いかに一人でリフレッシュする方法を編み出すかだよ。気分転換出来る方法を考えてみたらどうかな。私は場所を変えてよく勉強したりしてるよ。あやちゃんはどっか好きな場所とかない?

次の日、パソコンを持って、丸の内のカフェに直行しました!
ありがとう、先輩! 大好き!



私の大好きな、スタバのホワイトチョコレートモカ。カロリーは気にしません!()

林田 綾

2010年12月30日木曜日

孤独期・・・

楽しかったクリスマスも終わり、2010年も残すところ一週間を切りました。皆さん、いかがお過ごしですか?

私は先行研究もやっと理解でき、方向性も定まり、アウトラインの作成に入っています。しかし、これまた苦難の連続。今回に限っては精神的に追い込まれてきました。
もう提出まで1ヶ月を切りそうな時期にも関わらずアウトラインが固まりません、更には内定先必須の資格試験の勉強に時間を割かなくてはなりません。

もうだめかもしれない。一人で書き上げる自信もなくなってきました・・・
ここにきて、初めて一人で卒論を書きあげることの大変さを知りました。自分がやらなければ、誰もやってくれない。孤独すぎる・・・・

毎回一人で執筆している院生はすごいです。本当に本当に尊敬します。
年が明けたら、卒論にも兆しが見えていることを願うばかりです!

よいお年を!


林田綾

2010年12月20日月曜日

【講座】ソーシャルビジネスとは?


前回はちょっと暗い文章を書いてしまいましたが、先行研究がやっと理解できました-!!!!!!嬉しすぎます!
私にしては、ほんっとうに稀なことですが、ここでソーシャルビジネス講座を開こうと思います$

近年、温暖化、高齢化社会、障害児雇用など社会的に解決が困難な問題が数多くあります。そういった、社会的に解決が困難な問題を事業を通して解決しようと言うのが、ソーシャルビジネスです。
今までのソーシャルビジネスは外部の資源にたよって行われるものがほとんどでした。その例としてインドのジャイプールフットが挙げられます。ジャイプールフットは本来の10分の1の価格で貧困層の人々へ義足を提供することを可能としました。これは、自らは設計図だけを持ち、義足の主資源となり今まで未利用資源とされてきた硫化ゴムと、熟練職人を外部調達することで、安価の義足を提供できてきました。
こういった、外部に頼ることが多いソーシャルビジネスに対して、今回私の論文では「内部の資源を利用したソーシャルビジネスの新しい型」を提示しようと考えています。

       「ジャイプール・フット」(出典:http://greenz.jp/2010/05/12/bop_desighn/)
 
講座にしては、やけに短い説明になってしまいましたが、そこは御愛嬌ということで!
卒論も終盤戦に近づいてきました! 次回以降に乞うご期待!!!


林田綾